2023年4月1日。
今年2戦目は一昨年もお世話になったこちらで。今回も12kmの部に出場してきました。
※この大会への出場は二回目ということで、大会の説明は最低限にします。大会の詳細を知りたい方は去年の記事をご参照ください。
大腸内視鏡検査の結果
レースの話をする前にまず前日金曜日に受けた内視鏡検査について。
結果から言うと「潰瘍性大腸炎」でした。いわゆる指定難病です。
実は以前から腸内出血がひどくなって受診した時には潰瘍性大腸炎の疑いという診断を受けていたので、やっぱりなぁ、という気持ちでした。今まであいまいなままだったのに比べれば、こうしてはっきり症名が決まって良かったとさえ思います。
しかしこうして診断を受けてしまうと、今まであいまいなのをいいことに無視していた食事制限などを守らないといけないかな、という気持ちもあり、それは憂鬱でもありますね。食べられるものがかなり限られてしまうので……
さて、これまでの経験から、ストレスと疲労が溜まると症状が増悪することが分かっています。なのでこの土曜日のレースは欠場するかどうか本当に悩みました。
ただ一方で鬱病でもあるんですよね……更に高脂血症もあるので引きこもりは避けたく、今回は12kmのショートで3時間くらいだから日曜日にゆっくり休めばリカバリーできるかな……と思って、そっと参加することにしました。
久々の山登りはしんどい
では当日の様子です。
自宅を6:30に出て、会場に着いたのは9:20。
快晴で熱い日差しと、どこまでも涼しい空気。ああ、長野に来たな、という感じがします。
受付を終えて10:00のロングの部を見送り、11:00、我々ショートの部がスタートしました。
まずはゲレンデを300mほど登ります。
自分はほぼ最後尾からスタートして、当然走れるわけもないので歩きでの登り。せめて途中で休まないようにと念じながら登っていきますが、こんな高低差を登るのは超久々なので息はゼーゼー、あっという間に汗だくになりました。
それでも休まずになんとか登りきったら、今度はいったん80m下って180mの登り返しへ。
この大会で一番厳しかったのはここでしたね…… 前回の記事を見るとあっさり登ったようなのですが、本当に息が切れてもう休み休みでないととても登れませんでした。
この時点で順位はブービーに。ラストランナーとスイーパーさんは30mほど後ろにいて、いつ最下位になるかと気が気ではなかったです。
一回目の平尾富士山頂着、12:04。前回よりも17分遅れの到着でした。
走ることに慣れないと
「一回目の山頂」と書いた通り、北パラダからスタートしたショートのコースは一度平尾富士に登り、南パラダに降り、また平尾富士に登って北パラダに帰る、というルートになっています。ですので、ここからは下りに。
南パラダまで3.5km、330mの下り一辺倒のこの区間はまさに走るためのもの。
ということで私も走っていった……のですが、下りはともかく上の写真みたいな平坦なところだとずっと走っていられなくて歩いてしまいますね。何というか、走るってなんだっけ?みたいな感覚。頭の後ろに銃口を突きつけられたりしたら最後まで走れるんでしょうからただの甘えなんですけど、自然に走れるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
6km地点の(最初で最後の)エイドに着いたのは12:40。前回からは24分の遅れ。
ここは唯一の補給地点でありトイレもあるのでだいぶゆっくりしてしまいました。エイドにコーラをはじめ飲み物がありますが、この後の行程を考えて自販機でペットボトルを補充。
山登りを思い出してきたかも
ここで15分ほど休んだら最後の登りへ。すでに最初の緩やかな登りですらしんどいのに、そこを越えると「忍耐の小径」という地獄みたいな登りになります。
ここがきついのは分かっているので、ペースは上げず息も切れないようにのんびり行きました。さっき買ったアンバサ、キンキンに冷えてて死ぬほどうまい。
そうしたら意外とペースも落ちずに最後まで登り通せました。やっと身体が山登りを思い出してきたかな?
二回目の山頂着、13:35。前回より40分の遅れではありますが、今回はエイドでの休憩を長く取ったので、この区間だけで言えばほとんど遅れなしでした。今日はこれが嬉しかったですね。
あとはゴールまで基本的に下り。
だけどこの区間は楽じゃなかったですね。上のゲレンデ下りはスリッピーでスピード出せませんでしたし、途中に林道を延々登る区間があったりしたので疲労困憊になりました。前回の記録はずいぶん楽だったように書いてあるので、体力もですが気の持ちようで印象がだいぶ違うなと。
最後はキッズレースの子たちに次々抜かされるという屈辱(笑)を味わいながら、ヘロヘロでゴール。
結局タイムは前回から53分遅れの3時間25分。2時間32分から3時間25分というのはさすがに遅くなりすぎてて笑っちゃいました。最下位を免れたことだけが救いですね。
大会を振り返って
前回も書いた通り、大会そのものはとても良いと思います。ショートの部はテクニカルなところがなく制限時間が4時間もあるので、初めてのトレランでも安心な大会です。今回のように天気に恵まれると平尾富士からの眺めは素晴らしく、爽快な山旅が楽しめることでしょう。
自分の結果はとても褒められたものではないですけど、ただこうして山登りもランも(強制的に)できたのは、これからのシーズンを考えればとても貴重な経験だったと思います。累積上昇量が912mしかないのにこれを書いている金曜日まで一週間筋肉痛が抜けなかったですけど、この痛みも自分の糧になると思うとなんだか嬉しいですね。
さて、自主練はせず大会のみで走れるようになるのかというテーマで挑んでいるマラソン大会、次は4/9の角田山一周ハーフです。前々回のウルトラと今回のトレランに参加せずにいきなりハーフだったら間違いなくリタイアだったでしょうけど、この2戦がいい経験になったと信じて、新潟に遠征してきます。