2024年4月6日。
今年5戦目は毎年恒例のこの大会。
今年はロングの部に出てみましたが、いささか無謀でした。
積みあがらない
前走だったはずの茨城100kをDNSしてしまったため、3/3のおやま春マラソン以来一ヶ月ぶりとなったこの大会。大会参加だけでどこまで速くなるかにチャレンジしているんですけど、一カ月に一回の出場では走力は上がりません。せめて月に二回は出なくてはいけないのですがなかなか計画通りにはいきませんね。
しかも100kをDNSした分は練習していいことにしよう と思ったのもつかの間、3月はひどい風邪をひいてしまって二週間咳がひかず、咳が収まりかけたころにはもう大会当日がせまっていました。なので練習もなし。今回も苦戦が予想されます。
ロングへの挑戦
さて、この大会に出場するのはこれで三回目。
前二回は12kmのショートの部への参加でした。このショートの部は私ですら3時間前後で走れてしまうので、年明け初戦とか、エンジョイ目的での参加と考えるとまさにぴったりな部門なのですが、今年はちょっとレベルアップしたいし、この前に(計画上では)ウルトラも走っているはずだから少しは走力も上がっているだろうと24kmのロングの部にエントリーしてみたのでした。
でもふたを開けてみればそのウルトラはDNSですからね。なので今年の最長ランはハーフということになってしまい、そのハーフですらヘトヘトになっているのにトレイルの24kmは無謀では?と思いましたがもう後の祭り。ビリになりそうですが、少しでもレベルアップするには走るしかありません。
では当日の様子です。5:10に家を出て道中で食事をしつつ、現地に着いたのは8:20。
この頃はまだガスってました。
気温は10℃くらいだったかな? 受付を終えたころには晴れてきましたが、それでもこの日の最高気温は15℃くらいでした。
ロングに出場する数百人のエリートランナーと1人の素人(俺)
— K-TARO (@ktaro_77) 2024年4月6日
ヒィー恐ろしい笑
ではそろそろスタート
行ってきます!#平尾富士トレイルランニングレース pic.twitter.com/iv5yg4Gl5w
ロングはショートより一時間早い10:00にスタート。
今年はコース変更
最初は例年通りのゲレンデ登りから始まります。
毎年思いますがやはりいきなりの急登はしんどいですね。半分も行かないうちに汗がボタボタ。先頭グループは普通に走って登っていて、歩くのがやっとのこちらから見るとまさに別次元でした。
ゲレンデを上りきるころにはもう後ろにいるのは数名になっていました。うん、これはビリになるのも時間の問題だな(笑)
さて、去年はここからちょっと下って平尾富士の山頂に向かっていたのですが、今年は一気に南パラダまで下りてしまいます。そこから忍耐の小径を経て山頂へ。
超してる pic.twitter.com/ncP38sT75U
— K-TARO (@ktaro_77) 2024年4月6日
参加者からきついきついと言われるこの忍耐の小径、自分は(早く登ろうとしていないので)そんなに大変とは感じずむしろ楽しいくらいです。なので↑は半分ネタツイなのですが
ただ山頂に着いた頃にはしっかり疲れていました。やはり病み上がりは無理が効かないようで体力がなく、もうだいぶエネルギーが減ってしまっている感じがします。
迫りくるプレッシャー
ショートの部だと山頂からは駆け下りるのみですが、ロングの部はここから4kmほど上り基調。
でも道中はこんな感じで全然走れて、ホントに上り?と思うくらい。
最初のゲレンデ、忍耐の小径、そして最後20kmからの上りを除けば全般的にはとても走りやすいコースだったと思います。こんな道だと走るのが楽しくて疲れを忘れるくらい。
ところで順位争い(=最下位争い)がどうなっているのかというと、実は平尾富士山頂の時点ですでにブービーになっていて、後ろには1名を残すのみでした。
この方は登りが苦手とのことで山頂ではそこそこの差がついていたのですが、下りは早く走れる方だったので、この区間では後ろに見えたり見えなかったりしていました。
これがかなりのプレッシャーなのです。
最下位になってスイーパーさんと一緒になってしまうと自分のペースで歩けなくなるので(特に登りで休みたいと思っても気まずくて休めないのがきつい!)できれば最下位にはなりたくないのでした。
なので走れるところは(当たり前ですが)それなりに頑張って走っていきました。
この方の存在には感謝しかないです。これがもし後ろと離れていたり、もしくは既に最下位だったりしたら、サボってしまって更にタイムが遅くなっていたことでしょう。(この方とはゴール後に健闘を称えあいました)
もうHPはゼロよ
林道を下り終えて第二エイドの南パラダ(18km地点)に着いたのはスタートから4時間が過ぎたころだったでしょうか。
ここで冷たいコーヒーを買って飲むのが毎年のルーティンなので今年も……と思いながら自販機のボタンを押したら間違ってホットを買ってしまい、おいおいコールドを買うんだろ疲れてるな、と思いながらもう一本買ったらそれもホット。こうして頭のおかしいムーブをしていたら最下位の方が先に出発してしまい、あっさり自分が最下位になりました。
それでもエイドまではまだHPが残っていたと思います。なので最初は前の方についていけたのですが、ダメになったのはその後。
これは公式サイトの高低図ですが、18kmのエイドを過ぎた後、ちょっと登ってからの100mのロードの下りでなぜか疲れてしまい、そして20km過ぎに待ち受けていたのが200mの上り。
この200mは本当に心底つらかったです。もう体力はゼロで息も絶え絶え、スイーパーさんに悪いと思う余裕もなく休み休みで登るのがやっとでした。
結局、エイドからの最終6kmで1時間半もかかって、トータル5時間36分でゴール。
おえー!疲れた❗️
— K-TARO (@ktaro_77) 2024年4月6日
フラフラになりながら何とかゴールしました😵
20kmでHPがゼロになった後に200mの登りがあってマジで死ぬとか思ってましたのでゴールできてホッとしてます
抜きつ抜かれつの熾烈な最下位争いは根性の差で負けてビリになりましたけど、今日は完走できたのでOKとします
お疲れちゃん❗️ pic.twitter.com/DhGBqjpQl3
ランニング人生で初めてビリの記録証をもらいました(笑)
大会を振り返って
ショート、ショートときたので今年はロングに……とチャレンジしてみた今回の大会でしたが、だいぶ無理があったようです。最後はホントに打ちのめされました。ショートとは全くの別物でしたね。
ただ前述の通り、体力さえあれば半分以上の区間は楽しく走れるコースになっていて、トレイルランニングとしてはとても面白い大会だと思います。それにKTFさんの大会はどの大会もスタッフの方々がとても親切で、ランナーもそれにつられるのか雰囲気が明るいので、興味がある方には自信を持ってお勧めできる大会であることは間違いありません。
これを書いているのはレースから4日過ぎた水曜日なんですけど、人生で五指に入るくらいの筋肉痛がまだ収まらず、手すりにつかまらないと階段の上り下りができない状態が続いています。
これをただ痛かっただけの経験で終わらせてしまうか、今後への糧にできるかどうかは、次のレース(4/27の軽井沢トレイル)までの一カ月弱の過ごし方にかかっていると思います。次の大会はもっと楽しく走れるように、少しは練習を重ねておきたいですね。