Infinity

登山とマラソン、ときどきゲーム

ふくしまシティハーフマラソン2024

2024年5月19日。

今年8戦目は去年に引き続き福島でのハーフマラソン。

去年は暑さでまさかの2時間57分。さすがにこれを超えるのは余裕のはずでしたが……

※リタイアの記録です。

 

休んでからの参戦

前2戦は仕事の疲れがたまったまま参戦して惨敗、が続いていました。

しかし今回はレース前日は何も予定がなく、夕方には早くも福島駅西口のホテルにチェックイン。

睡眠薬の効きが悪くていい睡眠はとれませんでしたが、とはいえ身体は休めました。これで今回は万全、と思っていたのに……

 

ウォーミングアップしろ

さて、では当日の様子です。6時過ぎにホテルを出て西口のバスプールへ。

今年もバスは駐車場から溢れるくらい(というか溢れてた様子)潤沢に用意されていました。ここから15分ほどで会場へ。今年は去年と違って降りるときに混雑しないようになっていました。

この大会は受付がないため、会場入りして着替えたり荷物預けをしたらあとはスタートを待つのみです。

競技場の周りはウォーミングアップをするランナーで溢れていましたが、私はといえばこの有様。こういうのがよくないのだろうか。

 

時間が近づいてきたのでスタート地点へ。(今年はスタートセレモニー強制参加ではなくなりました)

去年はスタート順がハーフ→10kmだったため10kmの選手がハーフに追いついて混乱が起きていましたので、今年は10km→ハーフの順に改善。そのためかハーフの制限時間が3時間から2時間50分に縮みましたが、普通にハーフを走れば2時間50分を切れないことはあり得ないので問題にならないでしょう。

8:25、レースがスタートしました。

 

力が出ない

今年は実力通り最後方のDブロックからのスタートでしたので、スタートロスは4分。

GPSウォッチを忘れてしまいペースが分からないのもあってのんびり走っていきました。あとで見るとキロ6分50秒前後のかなりのスローペースだったようです。

なのでいくらなんでも余裕……のはずがなぜか調子は良くありません。

何というか、脚に力が入らないのです。寝起きの直後にいきなり走りだしたんですか?みたいな感じで身体が動かないというか…… 鬱になってからマラソンに限らず運動全般がこんな感じではあるのですが、この日は格別ひどかったです。

これが本当にもどかしくて……! 脚力を考えたらこんなにゆっくり走っていて疲れるはずがないのに、力が出し切れないのは本当にフラストレーションが溜まるのでした。

 

結局、6kmから早くも半分歩きになってしまいました。暑いのも原因かと被り水で冷やしてみても効果はなし。

さて、そうなるとさすがに制限時間がゆるゆるのこの大会とはいえ関門通過が危うくなってきます。

・第一関門 (3.7km) 閉鎖5分前通過

・第二関門 (6.1km) 閉鎖4分前通過

・第三関門 (9.7km) 閉鎖4分前通過

と、第三関門までは何とか来ました。しかし10kmを越えるといよいよ走れなくなったので、ペースから逆算すると第四関門(12.5km)は通過できなさそうです。

第四関門は福島西バイパス沿いにあるので(ランナー収容の)大型バスもスムーズに来るだろうし、リタイアにはちょうどいいな、とリタイア慣れしていて闘志ゼロの私はそんなことを考えながらとぼとぼ歩いていきました。(みなさん、こんなランナーになってはいけません)

 

ところがそうして完璧なペース配分で第四関門に近づくと、私がちょうど〆切に間に合うかどうかのランナーだったため20秒前から(私に向けて)カウントダウンが始まりました。

やめて!(笑) 歩いていけばぴったり関門アウトになるはずなのに、沿道では頑張れ!頑張れ!の大声援。さすがの自分もこの空気の中で歩くなんてことはできません。フラフラ走っていって5秒前に関門通過。あー!1区間分伸びてしまった(笑)

 

暑さは厳しい

ここから第五関門までの3.1kmは消化試合。

こんなタイムでも沿道で応援してくれる方は多かったです。知名度が上がったのか、今年の応援は去年に増して凄かったですね。郊外のバイパスでも応援が途切れないくらい。これだけの応援がある大会は久しぶりでした。本当にありがたいことです。

 

暑さに苦しめられた去年と比べると今年は若干涼しかったようにも思いますが、それでも昼が近づくころには気温上昇。近くで2名ほどランナーが倒れて救急車が呼ばれていました。この時期のマラソン大会は暑さ慣れしていないときついですね。

第五関門(15.6km)、制限時間4分オーバー。こうして今日の旅は終わりました。

余談ですが、ここのエイドで配られていた梨のシャーベットは絶品!

今日も暑かったので、こうして冷たいものがもらえるのはとても嬉しいですね。

 

大会を振り返って

自分自身は全然ダメでございました。

毎年夏が近づくと体調の悪さ(力の出せなさ)が顕著になって、それで走っていても楽しくなくなってしまって以後の大会はDNS、という悪いパターンにはまっています。

もう抗うつ剤も睡眠薬も6年ほど服用し続けているので、副作用の方も大きくなっている気がするんですよね。できれば一年くらい休職してすべての薬を断ってみて、本来の(自然な)自分の体調に戻してみたいと思うのですが、現実にはなかなか厳しいですし…… だましだまし走るしかないんでしょうか。

 

一方大会はというと、去年は初開催の大規模大会ということで事前に予期しきれない様々な問題を指摘されていましたが、今年はそれらの問題は完全に解決されたんじゃないかと思うくらい、よく改善されていたと思います。ランネットの大会レポでは、去年の評価が59.1点なのに対し、今年の評価はなんと90.6点! 毎年毎年同じ苦情が出て全然改善されない大会も多い中、この運営側の姿勢は素晴らしいですね。

もともと、陸連公認・比較的平坦なコース・給水7か所・応援も多い、と素養としてはいいものを持っていた大会なので、こうして不満がなくなると名実ともに福島の看板レースとして誇れる大会になったのではないかと思います。レース前後を含めてストレスがない大会になりましたので、初めてマラソン大会に参加する方などには特におすすめです。大会って楽しいなと思える一日になると思いますよ。

 

さて、私の次走は5/26の「上州八王子丘陵ファントレイル in OTA」です。というか明日ですね。11kmのトレイルということで自分の中ではタイムがどうこうというよりも楽しく走れるかどうかが焦点です。訳あって6月の2大会に参加できなくなってしまったのでこのトレイルが今年前半の最終戦。今度こそ、気持ちよく走れますように。