2019年12月30日。
12月5連戦の最終戦、そして2019年の走り納めの舞台になるのは、埼玉県・熊谷市。
気持ちよく走り切れればいいのですが、果たして結果は……
なぜか10kmにエントリー
会場となる熊谷スポーツ文化公園、P4に着いたのは10:40。
また例によって遅い到着ですけど、今日の大会はゼッケン事前送付、そして10kmのレース開始は11:10なので、この時間でも問題ないのでした。
むしろ問題なのは、なぜハーフの部がある大会で10kmにエントリーしたのかということです。大会にエントリーするときの自分は「どうせ走るのは半年後の自分だし！」と他人事みたいに考えて長い距離にエントリーしてしまうのが常なので、逆に短くしたのは異例なのでした。なんでだろう、単にミスったのか、それとも12月は毎週レースだからさすがに日和ったのか……
今の自分としては当然ハーフにエントリーしたものとばかり思っていたので、数日前にゼッケンを見てびっくり。とはいえ今更ハーフに変更できるはずもなく、肩透かしですが今年最終レースは10kmとなることになりました。
しかし、この選択は結果的に自分を救うことになるのでした。
大会やってる……？
さて、今日のコースはこちら。
スタート/ゴールは陸上競技場で、そこから反時計回りに公園内をぐるぐる走るコースになります。1周が5kmなので、10kmの部では2周することになりますね。
今日はレース中に写真を撮る余裕がなさそうなので、撮影だけ先に。たとえばここは、上の図でいうと2kmのところで、ご覧の通りゴムチップのランニングコースがあり、この上を走っていくことになります。
公園の中なのでコースは全体に平坦で、上り下りはこの連絡橋だけ。
西地区に行くときに通り、東地区に戻るときも通るので、10kmの部では4回、ハーフなら8回、この橋を越えることになりますね。あー、これが嫌で10kmを選んだような気がしてきました（＾-＾；
ところで……
この時間はまだハーフの部がレース中なはずで、私が撮影している横をランナーさんが走ってはいくのですが、そのランナーさんもまばらですし、応援もないし、あれ？これ本当に今レースやってるの？と不安になってくる状況でした。もしかしてかなりの草レースを選んでしまったのでしょうか……？
なので、陸上競技場の前の人だかりを見たときはホッとしたものです。あ、ちゃんと大会はやってるっぽい。
この大会のメイン会場はこの陸上競技場になります。貴重品預かりあり、手荷物預かりあり(コインロッカー:￥100)、更衣室あり。暖房が効いているので、皆さんこの会場内で待機していて、人でごった返していました。
私が会場に着いたのはスタート9分前でしたが、気温7℃で小雨が降っていたため、みなさん屋内か屋根下のスペースで待機中でした。ハーフと10kmはコース共用で、ハーフの競技終了が11:05、10kmのスタートが11:10ですから、この時間にはまだスタート列を形成することができないんですね。
結局、スタート位置に集まってくださいというアナウンスが流れたのはスタート3分前でした。こんなにスタート直前に列形成されたのは初めてだ(笑)
目標タイムが書かれたプラカードに従って、皆さん並んでいきます。参加者は288名と多くないのでギスギスした感じはなし。自分はいつも通り最後尾ブロックからのスタートになりました。
負け続けるのは嫌だ
こうして11:10、レースがスタート。「スタート〇〇秒前です」といったアナウンスもなく、いきなり号砲が鳴ってスタートしたので笑ってしまいました。
さて……
実は、私は今日のレースは乗り気ではありませんでした。というのも訳がありまして。
昨日12/28の早朝、私は東京の青海にいました。そう、コミックマーケット97に参加していたのです。目的は推しの立花日菜さんのサイン会。先着100名だけが参加券を手に入れられるという激戦区なので、現地に前泊してりんかい線の臨時始発で東京テレポート駅に着き、いわゆる始発組として朝5時から列に並んでいたのでした。
しかし結果はというと、始発組の前に徹夜組がいまして(コミケでは徹夜は禁止です)、徹夜組だけで100名分がはけてしまい、サイン券を勝ち取ることはできませんでした。
そのため、早めに帰宅して、ゆっくり寝て明日の大会に備えようと思っていたのですが、サイン会という推しと直接言葉を交わせる貴重な機会を失ってしまったことが内心では相当に悔しかったらしく、全然寝られず……
私は今、不眠症を患っていまして、もともと睡眠薬を飲まなければどんなに疲労していても眠ることはできないのですが、この日はその睡眠薬すら全く効かなくて…… やむを得ず初めて2回分飲んでみましたが、それでも寝付いたのは4時頃、そして起きたのは6時。
先週の黒羽で睡眠不足のために途中失速してタイムがボロボロだったことの反省として、今回こそはちゃんと寝て自己ベストを……！という意気込みがこの時点で崩れてしまいました。これでは結果が出ないのは火を見るより明らかです。しかも起きてみたら朝から雨で、この寒い中、わざわざ熊谷まで行って結果も出せずに帰ってくるのか……と思ったら、本気でDNSしようかと悩みました。
しかし、あれだけ12月5連戦と言っていたのに5戦目はDNSというのも情けないですし、ここで走っておかないと次の大会(1/13の下野市天平マラソン大会)まで3週間空いてしまうので、仕方なく練習のつもりで出走だけはしよう、と思ってやってきたのでした。
そして実際に走ってみるとやはり身体は重く、一周目(5km)が終わったころから如実に疲れてきたのが分かりました。なので5～6kmを走っている時はよほどペースを落とそうかと悩んだのですが、6kmの時点でスプリットタイムを見ると、ペースとしてはまだキロ5分29秒で踏ん張っているようです。
これまでの自己ベストは12/8の塩谷での54分21秒(キロ5分27秒)ですから、ここから頑張ればまだ自己ベストを更新するのは夢ではありません。そう思ったときに、昨日も負け、今日も負けというのは嫌だな、という想いがふつふつと湧いてきました。昨日負けたのはもう過ぎたことだししょうがない。でも今日はまだ負けてない、ここで負けて2019年を終えるのはあまりにも情けないなと。
とはいえ、身体は疲れているので本調子とはいかないのですが、そこはもう気力で粘って6～8kmまではキロ5分30秒ちょっとを維持し、ラスト2kmはスパートして……
結果、53分41秒で自己ベスト更新！やりました！
ただこの大会、距離が少し短めのようで、手元のGPSだと塩谷が9.964km、黒羽が9.980kmだったのに対し、今回は9.863km。なので本来の距離ならあと30秒くらい加算されそうですけど、それでもスプリットタイムは5分26秒でしたから、自己ベストは間違いなく更新できていたと思います。ゴールした後はしばらく座り込んで歩けないくらいでしたが、全力を出し切るのは気持ちがいいですね！
(しかしこうして考えると、ハーフにエントリーしなかったのは結果として正解でした。この体調ではハーフを走りきるのはとても無理だったでしょう……)
レースを終えたらすぐ近くの「熊谷天然温泉 花湯スパリゾート」でひと汗流して……と行きたかったのですが、ランナーが集中したのかまさかの90分待ちでしたので、少し足を延ばして「熊谷温泉 湯楽の里」へ。ここでお昼ごはんもいただいて、のんびりと栃木に帰りました。
大会を振り返って
まずは大会関係者の皆様、そして雨の中で応援して下さった皆様、ありがとうございました。おかげさまでいい走り納めができました。
大会としては、かなり走りやすいコースだと思います。書いた通り陸橋だけが上り下りであとは平坦ですし、周回コースのおかげで10kmの部ではエイドに4回寄れるのもありがたいです。厳しいと聞いていた風も今年は穏やかでした。
周回コースの大会は初めてでしたが、これはこれで悪くないですね。10kmだといつも6kmあたりからは疲れていて、そこから未知のコースを4km走るのは辛いのですが、周回だと残りの4kmの道のりを知っているのでペース配分ができて精神的に楽でした。
雨だったためか応援は陸上競技場周辺とエイドの近くのみでしたけど、年末の大会ですし、自己と見つめ合って走り納めにする機会としては、このような雰囲気も悪くないんじゃないかと思いました。
最後に自分としては、こんなヘロヘロな状態でも自己ベストを更新できたことに満足です。昨日の無念を少し晴らせた気がします。ただまだ順位は全体の半分より後ろなので、来年は52分、そして51分台を目指して頑張っていこうと思います。
さて、今日(12/31)はこの後、東京の萬劇場で立花日菜さんの年越しイベントがあり、そして(風が強くなければ)早朝は栃木の那須岳に登ってきます。新年早々忙しいですが、推しに会えるだけで幸せです！
それではみなさん、よいお年を！
