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登山とマラソン、ときどきゲーム

第15回 那須烏山マラソン大会

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2019年12月1日。

季節はすっかり冬になりましたね。

さて、12月は栃木を中心に5週連続で大会を入れていまして、今回はその初戦になります。ですので、タイム云々よりも、まずは最後まで余裕を持って走り切れるのを目標に、レースに臨みました。

 

今回の舞台は栃木県・那須烏山市。JR烏山線・大金駅そばの那須烏山市保健福祉センターが会場になります。

公共交通機関でも来られますが、遠回りになってしまうので車で現地入りしました。

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指定駐車場の南那須中学校に着いたのは8:40。そしてハーフのスタートは9:10。

やばい、ちょっとギリギリすぎる!

ゼッケンなどは事前送付なのですでに装着済みなものの、ここから会場までの移動やトイレタイムを考えると全然余裕がありません。近場だからと思って油断しすぎました。急いで会場へ。

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急ぎ足で会場に到着。駐車場からは早歩きで10分ちょっとでした。

トイレに寄って、着替えをしたら(貴重品預けはありますが、荷物預けはありません)息つく暇もなくスタート地点へ。時間はスタート5分前、危ないところでした(^-^;

ちなみに今日の気温は現時点で5℃。ほぼ無風、日差しはあったりなかったり、という状況。この日は上は三枚重ね(ベース+長袖アンダー+半袖ランT)で臨みました。速い人からすれば着すぎなんでしょうけど、自分みたいな遅い人はあんまり薄着だと寒いんです……

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さて、スタート位置から正面を見るといきなり急坂がありますね。

「まさかあれを登るんじゃないよな……?右折だよね?」なんて思っていましたが、9:10、号砲と共に飛び出した先頭ランナーたちは一気にあの坂を駆け上がっていきました。まじかよ!今日はとてもタイムは出せそうにないな、と思いながら自分も走り出します。

 

走る環境はバッチリ

今日のコースレイアウトはこちら。

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スタートしたら、まずは南東方向に向かいます。

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JR烏山線の踏切を越えたら、今度は南西へ。

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生活道路のような道を走っていきますが、大会開催が周辺の住民の方々に周知されているのか、全面交通規制ではないものの車が横を通るシーンはまれで、危険性は感じず。安心して走っていけました。

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また、往復で通る区間に給水所を配置しているのは合理的だと感じました。これならば、行きも帰りも利用することができます。給水所自体は四ヶ所ですけど、実質は五ヶ所(六ヶ所だったかも?)。エイドの内容もすべてのエイドで水、スポドリ、バナナ、チョコが用意されていて、ハーフの大会としては相当充実しています。これで参加費¥2,500は安すぎる!

 

厳しいアップダウン

しかしその反面、コースはかなりシビアです。

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とにかくアップダウンが多いんですよね、常に上っているか下っているかで、平地はどこ?という印象。

そしてそのアップダウンも、例えば2km登って2km下って……みたいにメリハリがついていればいいのですが、実際は200m登って100m下って150m登って……というように小刻みにアップ/ダウンが切り替わるため、適正ペースが掴めません。

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それもあってか、タイムはさんさんたる有様。

確かに前回11/10の矢板たかはらマラソンからほぼランオフでしたけど、それにしてもちょっと遅すぎる…… 自分ではキロ6分ジャストで走っているつもりなのに、結果がついてきません。

この大会前の数日間は激務で連日午前様、土曜日も休日出勤していましたから、その疲れが抜けきっていないのかな、だったら今日は無理せずにジョグにしようかな、再来週もハーフに出るんだし……と、10kmまでは思っていました。

 

これは……いけるかも!?

しかし、10km過ぎから転機が訪れます。

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ここでフッと体が軽くなる感じがしたのです。「あれ、今頃セカンドウィンドが来たのかな?」なんて思いながら走っていて、ラップタイムを見ると10-11kmは5’44、そして11-12kmも5'35とキロ5分台をキープ。

後で高低図を見て知りましたが、このコースは大きな目で見ると10km手前までが登り基調、そしてそこからゴールまでは下り基調なんですね。

この時点ではそれには気づきませんでしたけど、下り坂の割合が多くなってきたかも、とは思いました。そして、12km通過時点ではトータルのペースはキロ6分8秒まで持ち直しました。

こうなると俄然、レースへの姿勢が変わってきます。

これまでの自己ベストは前回の矢板たかはらマラソン、その時のトータルのペースはキロ6分6秒。つまりあとキロ3秒縮められれば、自己ベストを更新できることになります。まだ体力は尽きていない感がありましたので、ここは行くしかない!とペースアップ。

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17kmからの最終区間に入ってもペースは落ちず。

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荒川沿いの土手に出たら、ゴールまではあと3kmちょっと。ここで下りは終わり、若干の上りになったので急にきつく感じるようになりましたが、タイムを見るとトータルペースはキロ6分1秒まで上がっています。これはぜひともキロ6分を切りたい!と、最後の力を振り絞っての走り。

沿道のおばあちゃんに「これが最後の上りだよ!」と言われた坂を上りきって、よし後は下りだけだ!と思ったのにさらに二度も登り坂があったりして(おーい、おばあちゃーんw)、心が折れそうでしたが、後でタイムを見ると20-21kmは5’19と、全力は出し切れたようです。ということで……

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通算ペースキロ5分58秒、タイムは2時間6分1秒と、自己ベストを3分23秒も更新することができました!

元が遅いだけだろ、と思われるかもしれませんけど、マラソンは自分との闘い。今日の体調、そして今日のコースでのこのタイムは、自分にとっては大・大・大満足の結果になりました。

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レース後にふるまわれた豚汁も、ひときわおいしく感じます。

こうして、満ち足りた気持ちで会場を後にすることができたのでした。

 

大会を振り返って

まずはスタッフ、そして沿道の応援の皆様、寒い中親切にご対応いただいてありがとうございました。特に最終3kmはかなりへばっていたので、そこでの応援は本当に力になりました。

 

自分としては、今日は前回の大会から間が空いちゃってましたから、12月の残り2つのハーフに向けての足慣らしができればいいや、くらいの気持ちで臨んだ大会でした。仕事で疲れてましたしね。なので、こんな結果が出せたことは驚きです。自分くらいのレベルだと、たとえ三週間空いたとしても、とにかく大会に出続ければまだまだタイムは伸ばせるんだなぁ、と知れたのが嬉しかったですね。

例年は冬は寒いからいやだ、ということで冬場にはレースを入れず、その間練習もしないのでこの期間で走力が元に戻ってしまっていましたが、今年は自分をサボらせないように、来週から4月まで最低でも中一週でレースを組んであります。練習はしないけど、大会には頻繁に出る、というスタイルで果たしてどこまで通用するか、来年の春が楽しみです。