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登山とマラソン、ときどきゲーム

第36回 藍のまち羽生さわやかマラソン

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2019年3月10日。

今年の春のマラソンシーズンは、埼玉県・羽生市で開催されるこのハーフマラソンでスタートします。

二週間後にウルトラマラソンを控え、足慣らしも兼ねて参加した大会。いい調整ができました。

 

私のマラソンシーズンは3月から始まります。今年も6月までに10を超えるレースにエントリー。

そして、その中で最長距離なのが3/23に開催される「南房総100km・75kmみちくさウルトラマラソン」です。ここで困ったのが、この大会がシーズン序盤にあること。第一戦でいきなりウルトラマラソンというのはいかにも無理がある気がしますね。

そこで3月前半に何か手ごろなレースがないかな……と探していて、見つけたのがこの羽生さわやかマラソンでした。ハーフだから二週間後のウルトラまでには回復できるでしょうし、コースもフラットで負担が少なそう。家から会場までも遠くないし、RUNNETでの評判も良い、ということでエントリーしてみたのでした。

 

絶好のマラソン日和

会場近く、曙ブレーキ工業さんの駐車場に着いたのは8:00。

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駐車場は事前割り当て制で、私の割り当てはこのP2駐車場でした。会場まで歩いて10分かからないくらいの距離でラッキー。

この大会は(近年から?)ゼッケン・チップ事前送付なので、当日受付はありません。ですのでしばらく車でのんびりしていました。

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スタート30分前に会場入り。会場はこちら、羽生中央公園になります。 

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広い公園なので混雑している印象はなし。私は利用しませんでしたが更衣室も込み合うことなく使用できたようです。レース前給水もあって、この辺りはさすが36回大会というところでしょうか。

 

ちなみに今の気温は8℃。風がないので寒さは感じません。気温は昼に向かって上昇するでしょうけど、暑いというところまではいきそうもなく、快適なマラソンが楽しめそうですね。

そうこうしているうちに9:30になり、ハーフのレースがスタートしました。

 

パトカーが近い……

会場から外に出たら、まずは東へ。

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さて、私は今ちょっと病気を患っていまして、体力は全然ありません。情けない話ですが、キロ5分台で押していくと途中でバタッと体力が切れそうな恐怖があります。そこで、この大会はもともとウルトラへの調整でもあるわけですし(そのウルトラはキロ7分半とか8分で走るでしょうから)、今日はキロ7分ジャストの超ゆっくりペースでいこうと思いました。

しかし実際にキロ7分で走ってみたところ問題発生。

いつも私は最後尾付近からスタートしていて、それでもどんな大会にもすごくゆっくり走る人がいるため、実際に最後尾になることはないのが常でした。ところが今日の大会は参加者が1200名弱とそこまで多くないためか、最後尾の人もそれなりのペースで走っています。

ということで、キロ7分だと最後尾との距離が全然開きません。私の後ろにいるのはわずか4~5名で、そのすぐ後ろにパトカー。パトカーまでの距離は30mも離れていません。こんな近くにパトカーがいるのは初めてだ……(笑)

 

結局、これだと精神的に落ち着かないので、今日はキロ6分40秒でいくことにしました。

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最初に書いた通り、コースは全般的にとてもフラットです。明らかに上りだと分かるのは、通算2回あるこの東北道の陸橋だけ。ですので、ペースを維持するのは簡単。

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見てくださいこの低レベルでの安定っぷり(笑)

まあ私のタイムはともかく、記録更新を狙う方にとってはいいコースだと思いました。

 

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羽生水郷公園を抜け、コースは北へ転進。

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写真を撮り忘れてしまいましたが、給水所は計4か所(5か所だったかも?)ありました。そのすべてに水とポカリあり。この大会に出るにあたって昔のレポを見たときは、給水は3か所だったようですし、最初の方の給水所には水しかなかったようです。それを見ていたので、あー、着々と改善が進められているんだな、と嬉しかったり。km表示も御覧のように1kmごとにありますし、個人的には走っていて不満に感じることはなにもありませんでした。

 

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16km地点で、東北道を今度は東から西に越えます。

そうそう、意識していませんでしたけど、この大会、15kmに関門があります。閉鎖時間は11:15(スタートから1時間45分後)。

私は閉鎖5分前に通過して、あれっ、ずいぶんギリギリだな……と思いましたが、よく考えれば、15kmで1時間45分ということは、まさにキロ7分ジャストですね。ということで、序盤でペースを上げていなければ、関門でアウトになっていたかも(^-^;

 

さて、この陸橋を越えれば、あとは平らな道を会場に戻るだけ。

終盤ということで周囲には歩く人も目立ってきましたが、車いすに乗ったおばあちゃんが一所懸命に旗を振って応援してくれる姿を見てしまうと、ここで歩くわけにはいきません。幸い、遅いペースで進んでいたので体力がなくなることもなく、応援の方に手を振り返して「余裕っすね!」なんて言われたりしながら、なんとかペースを維持してゴールすることができました。タイムは2時間19分というワースト記録に近いものでしたけど、いいんです、今日はこれで充分。

 

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サービスの「王様のワンタン」をいただきながら、ホッと一息。ああ、完走できてよかった……!

 

大会を振り返って

数多の大会が開催される3月。そんな中では少し目立たないような気もするこの大会ですが、全般的にストレスを感じない運営でとても好印象でした。第36回ということで、細かい改善を積み重ねてきた結果がこの高い完成度として表れているのでしょう。コースが平らなので記録は狙いやすく、応援も数こそ多くないものの熱意を感じました。手ごろなハーフの大会を探している方にはぜひおすすめしたい大会です。

走り終わった後は「湯ったり苑」で汗を流して帰路に(「華のゆ」も含め、近くに温泉が多いのはありがたいですね)。スタッフの皆様、いい一日をありがとうございました!