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登山とマラソン、ときどきゲーム

第14回 下野市天平マラソン大会

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2020年1月13日。

今日は栃木南部、下野市でハーフに出場。

二週間後に迫った勝田の下準備として、きっちり走り切りたいところです。

 

絶好のマラソン日和

年始にアイゼンを手に突き刺すという事故が発生して痛みがとれなかったので、12/30のベジタブルマラソンからこの大会まではずっとランオフでした。これまではなんだかんだ言ってこうやって間が開くと練習していましたが、もうここまできたら本格的に「練習は一切しないで本番だけ走り続けていたら人間は速くなるのか?」という実験台になってみたいと思います。

 

さて、今日の舞台は栃木県下野市・天平の丘公園。大会は初参加ですが、元地元なのでコースの雰囲気は分かっていて気楽です。

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西駐車場着、9:17。駐車場のキャパが不安だったので早めに着くはずが、相変わらずスタート43分前というギリギリの到着です…… ちなみに駐車場はかなり広く、グラウンドまで解放されていたので駐車場難民になる心配はなさそうでした。

さて、あまり時間はないですが、ゼッケンは事前送付なので走る準備自体はできています。なので少し会場を探索。

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全体の案内図はこんな感じ。元地元の大会ということでなめていましたけど、全体的にしっかりした大会のようでちょっとびっくり。

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手荷物預かりと更衣室はこちらの聖武館で。中には入りませんでしたが綺麗な施設で好評のようです。今日は好天ですが、悪天候の時はここや、暖か処というストーブ付きテントで寒さをしのぐことができますね。

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トイレは聖武館、風土記の丘資料館にそれぞれあり、またスタート地点脇にもトイレ棟と仮設トイレ6基があります。スタート地点の方は混むかなと思いましたが、そうでもないみたいですね。むしろこちらの方がねらい目なのかも。

 

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さて、それではそろそろ並びましょうか。

今日の天気は晴れ、気温9℃、風はほぼなしと、走るには絶好のコンディション。私は昨日おとといと夜にイベントがあったせいで寝不足なのが不安ですが、とりあえず行けるところまではいってみよう、という思いで後方に並びました。

 

田んぼの中をジグザグに

10:00、号砲と共にレースがスタート。久々にカウントダウンをちゃんとしてくれる大会だったので、突然の号砲!みたいにはならずに助かりました。

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さて、今日のコースはこちら。

一見して分かりにくいと思いますが、スタートしたら距離調整のため東に700mほど走り、そこで折り返してスタートに戻ったら、反時計回りに約10kmのコースを2周するレイアウトになっています。

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何度か橋を渡ったりするためゆるやかな上り下りはあるものの、コースは全体的にとてもフラット。開けているので風が強い日は辛そうですが、今日は快適に走れました。

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景観としては大半が田んぼの中。コースが複雑なので1周目はぶっつけで臨みましたけど、とにかく田んぼの中をくねくね曲がる印象が強いコースでしたね。あと、田舎の香水の匂いが結構強烈(笑)

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4.3kmの給水所を過ぎると、コースは市街地へ。

この区間では沿道から多くの方に応援をいただきました。寒い中、ありがとうございます!

ここまでのスプリットタイムは5’57。今日は1周目は5’58で抑えて、2周目にもし余力があればペースを上げようと思っていたので、ここまでは順調に来られました。

 

周回コースは楽かも?

7kmの給水所を過ぎ、コースはふたたび田んぼの中へ。

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見てくださいこのぐねぐねっぷり。こんなに曲がらさせられたのは初めてかもしれない(笑)

でも、交通規制をできるだけ抑えて距離を稼ぐにはこれが効率的ですね。道がフラットだったこともあって苦にはなりませんでした。

 

上の画像が8~10km地点で、ここからスタート地点に戻って2周目へ。

寝不足でいつ体力が切れるかと内心ヒヤヒヤしていましたが、11kmの時点ではそれほど疲労は感じませんでした。なので2周目はペースをキロ5’45前後まで上げてみます。

これまでのベストが昨年12/1の那須烏山の2:06’01(キロ5’58)ですから、このまま最後まで行ければ自己ベスト更新は確実。なのであとは最後まで体力が持つかと、気力が持つかどうかにかかってきました。

 

このうち、体力は切れたらもうどうすることもできないので、問題なのは気力の方。そして、やはり13kmを過ぎたあたりからは疲れてきたなぁ、と感じるようになってきました。

こういう時、走り慣れていたり根性のあるランナーさんはこんな精神状態も乗り切れるんでしょうけど、私は根性がないので、まともにこの疲労のことを考え出すと辛くなってしまいますし、脚が痛いとか腹が痛いなど、余計なことまで考えてしまいます。

 

そこで、辛いな、と思ってきたら、推し(立花日菜さん)に贈るファンレターの文面を考えることに集中するようにしました。みなさん、なかなかファンレターを書く機会などないかと思いますが、ファンレターも真剣に考えると書くのはなかなか大変なんですよ! 推しに不快感を与えず気持ちよく読んでもらうようにするにはどう文章を構成すればいいのか、とか、推しに読んでもらっている間は推しの貴重な人生の数分をもらうわけですから、同じ内容ならいかに短くまとめられるか、など、考えることは無数にあります。

 

ということで、あえて今の状況(=ラン)に向き合わないことで、疲労を意識しないように心がけながら走りました。また、この大会は周回なので残りのコースがどうなっているか知っていますから、ペースを計算することができて、その意味では気持ちに余裕もありました。自分は今まで周回コースは飽きそうだから何となく苦手意識があったのですが、12/30のベジタブルマラソン、そして今回と周回コースを走ってみたら、実は逆に自分に合っているようにさえ感じたのでした。

17-18kmで5’53になった時はちょっとヤバいかな、と思いましたが、18-19kmでは5'41と盛り返し、あとはもう気力でスパートして……

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2:03'02(キロ5’51)で無事ゴール! 自己ベストを2分59秒更新です、やりました!

ゴール後は麦茶やポカリのドリンクサービスをいただき、ゆうゆう館で汗を流してから帰途につきました。

 

大会を振り返って

まずは関係者の皆様、全体的にいい雰囲気の大会にしてくださってありがとうございました。応援の方々も寒い中本当に力になりました。ありがとうございました!

大会の印象としては第14回を数えるだけあってこなれているな、という感じでした。寒い時期の大会だけあって寒さ対策も考えられており、安心して参加できる大会だと感じます。

またコースは栃木の大会としてはかなりのフラットで、タイム狙いの方にもお勧めできる大会だと思います。距離表示も1km毎にありますし、給水も5ヶ所と充分。前日に同じくハーフの大会として高根沢がありますが、高根沢はどちらかというとガチな方々が集まる大会なので、大会初参加の方はこちらを選んだ方が気楽に走れるのではないかと思いました。

 

自分個人としては、体調が万全とは言えない中、自己ベストを大幅に更新できたのは嬉しい驚きでした。後半はずっと推しのことを考えながら走っていたので、推しへの想いの強さが反映されたのかも? 気の持ちようって大切だな、と感じた21kmでした。

この後の目標としてはいよいよ2時間切りになりますが、そのためにはあとキロ9秒縮めることが必要。でも絶対に無理、という感じはしません。2月に守谷と深谷、3月に羽生、4月に日立さくらと、冬~春シーズンのハーフはあと4戦ありますから、このどこかで達成できるように、それぞれの大会で全力を出し切っていきたいと思います。